築100年以上の我が家は汲み取りトイレです
汚物は下の掘った穴に溜まっている状態です
月に2度汲み取り業者が来てくれますが、ど~うしても臭いが漂います。
菌の力で分解するとか、試してみましたがあまり効果は感じられず。
色々調べていると昔の汲み取りトイレには、便槽の中の臭いを外へ掻き出す
臭突(しゅうとつ)
なんてものが付いていたことを知りました
臭突とは?
汲み取りトイレは汚物を便槽とゆうタンクに貯めている状態なので
どうしても臭いが発生します。
そして便器の穴などからフワッと臭いがあがってきます
![](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/04/E784A1E9A18C294-014246267421916191960.-875x1024.jpg)
この部屋に溜まる臭いを飛ばすなら
普通の換気扇でいいのではないかと、換気扇を付けようものなら
![](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/04/E784A1E9A18C295-014782580746466861310.-833x1024.jpg)
換気扇は空気を吸い込みながら押し出すので
便槽からわざわざ臭い臭いを吸い込んでしまします、、。
そこで
便槽の中の臭いだけを吸い込み、外へ排出する臭突とゆうものがあります
![](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/04/E784A1E9A18C293-25973461490319470402.-724x1024.jpg)
排出先は、屋根より上、臭いが出てきて困らないところに設置します
便槽内の空気だけでなく、トイレの室内の空気も吸い込んで外に排出するので
室内に臭いがしないとゆう仕組みです
早速つけてみることにします!
![臭突](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/03/img_20210323_1509206165009444460057195577-300x300.jpg)
取り付け手順
一般的な汲み取りトイレは便槽といったタンクが埋まっていて
そのタンクに汚物を貯めるようになっているそうですが
我が家のはただ掘った穴、、といったシンプルなものでした
なので構造がシンプルで、初心者ながら意外と難しくなくつけることができました
家によっては穴を掘って便槽を掘り出して管を接続、
なんてこともあるかもしれませんので家のトイレの構造を確かめてみてください
道具をそろえる
まずは道具をそろえます
![臭突](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/03/img_20210323_1210103255264440760954422795-1024x1024.jpg)
・トイレ換気扇
まず一番大事なてっぺんの換気扇部分
一番手ごろだった、こちらを購入。
値段の高いものとは音の大きさ、稼働音が大きく変わるようでした
・塩ビパイプ
水道配管などに使われる塩ビ管
なるべく真っすぐ上にあげるのが理想です
便槽から屋根の上までと、便槽の中に通す分の必要な長さを用意します
パイプの直径は100㎜(換気扇合わせ)
我が家は屋根の上が3mだったので、まっすぐの部分は3m
便槽に入れるのに60㎝ほど必要なことが分かりました
3mのものは長くて運べないので…2m×1本と1m×2本購入
90度真上にあげるためのL字のジョイントと、長さをつなげるためのジョイントもそろえました
・煙筒を支える金具
パイプと壁を固定するのに煙突用の金具を使いました
ひとつ900円ほどとちょっと高価ですが
壁と煙突の間の長さも調整可能で、使いやすそうだったのでこれにしました
ホームセンターでも塩ビパイプのコーナーではなく煙突のあたりに置いてあります
‘煙突 支持金具’ で検索できます
・塩ビパイプ用のボンド
塩ビパイプ用のボンド
水道破裂などの修理の時にも使えるので何かと必要。
・ビニールテープ
つなぎ目をさらに雨侵入防止のためビニールテープをまきます
コーキング材でも大丈夫ですが
コーキングあまり得意ではないので、テープにしておきました。
穴をあけた板を貼る
闇の向こうは汚物がたまっています…
臭いが漏れる隙間ができないように、穴より大きめの板に
煙突用の丸い穴をあけたものを用意しました
![臭突](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/03/img_20210323_1036015966340791184666475300-1024x1024.jpg)
塩ビ管の大きさを印。
![臭突](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/03/img_20210323_1211291386336265085444082059-1024x1024.jpg)
糸ノコはないので
インパクトに穴開けドリルを付け、少しづつ穴を広げていきました
![臭突](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/03/img_20210323_1243224325419944867742449180-1024x1024.jpg)
なかなかきれいな穴があけられました
![臭突](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/03/img_20210323_1246089703798950066739479477-1024x1024.jpg)
穴の開いた板が取り付けられました!
パイプの下準備
塩ビパイプを通す下準備をします
穴の中に入れるパイプは1mでは長いので
60㎝にグラインダーのマルチカッター刃でカット
切り口が汚くなりましたが、、
穴の中に入れたら分からないのでよしとします
![](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/03/img_20210323_123057239248923231163493184-1024x1024.jpg)
カットしたパイプとL字のジョイントをボンドで接続
![臭突](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/03/img_20210323_1235497621973166649218090987-1024x1024.jpg)
一番上にくるパイプに換気扇を取り付けておきます
ネジを回して固定するだけ
![臭突](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/03/img_20210323_1333008663111651147752094057-1024x1024.jpg)
組み立てる
開けた丸い穴にパイプを通していきます
![臭突](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/03/img_20210323_1335053754335253276959029278-1024x1024.jpg)
金具で固定。
長さの微調整は後でできるので、
ひとまず支える感じでしっかり固定する
接続用のパイプもボンドで接着。
![臭突](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/03/img_20210323_1335373631429702884441931773-1024x1024.jpg)
換気扇のついたパイプも接着、金具で固定!
![臭突](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/03/img_20210323_150947392433036348317082567-1024x1024.jpg)
角度が合わない場合は
金具のネジを回して調整できます
![臭突](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/04/img_20210402_1017594413224993464283285658-1024x1024.jpg)
![臭突](http://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/04/img_20210402_1018077334001637975729125032-1024x1024.jpg)
仕上げ
ボンドだけでは雨が入りそうなので
ビニールテープで隙間を埋めるように巻く。
太めのテープのほうがやりやすいです
![臭突](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/04/img_20210402_1017440297969497615417859460-1024x1024.jpg)
コンセントをつなぎます
雨がコンセントを伝ってこないように
たるませU字になるようビニールテープで固定します
接続部は室内へ。
![臭突](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/04/img_20210402_101828921-017911268200810474282-1024x1024.jpeg)
これで臭突の取り付けはほぼ終わりました
![臭突](http://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/03/img_20210323_1509206165009444460057195577-1024x1024.jpg)
この細かな隙間はコーキング材か
エアコンパテ、油ねんどみたいなもので埋めようと思います
![臭突](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/04/img_20210402_1018371923868457466146980695-1024x1024.jpg)
使ってみた結果
稼働してみました
いろいろ言われるように、かなり稼働音がします。
トイレ内にいると換気扇のモーター音が気にはなります
まぁどんな換気扇も音はするもの、生活していると気にならないレベルです
臭いのほうはどうなのかとゆうと良くなっているような気がします!
たまにフワッと香ってきてたのですが付けて2週間、香ってきていません。
これから夏、も少し様子見ていきたいと思います
かかった金額
臭突を付けるのにかかった金額をザクッと計算してみました
・煙突 1,600円
・塩ビパイプ2m 1,200円
・塩ビパイプ1m 600円×2 1,200円
・L字の部分 600円
・接続部 300円
・煙筒金具 900円×2 1,800円
・ビニールテープ 500円
・ボンド 家にあったもの
・木材 廃材
合計 7,200円
通販で買えるもの
臭突は通販で色々出てきます
お値段出せば音が静かになっていきそうです
私はホームセンターで煙筒金具を購入しましたが、カインズホームでは見かけません出でしたので
プロ用とかコメリにはあるかもしれません
通販でも買えるので検索してみてください
番外編
汲み取りする穴をふさいでしまったので
闇につづく扉をつくりました
![](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/03/img_20210323_1417536998422762562184117312-1024x1024.jpg)
ちょうつがいとフックで扉にしました
今まではただ板が立てかけてあっただけだったでそこからもおいが漏れてました。。
大変身を遂げました‼
![](https://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2021/03/img_20210323_1509301658064704761129405464-1024x1024.jpg)
![](http://satoyamakurasi.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG-0599.jpg)
あくまで素人DIYですので
強度などあまり考えてません、、。
参考までに。
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