こんにちは
夫婦で移動販売をしています
2人で仕込み、販売は夫1人で行きます
お店で10年、独立して5年
15年移動販売の現場に携わってきました
移動販売を始めて悩むのが出店場所ですよね
オフィス街がいいのか、イベントがいいのか
スーパーの駐車場か。
雇われながら様々な場所での出店を経験してきました
そして独立
我が家が出店場所に選んだのは
大学構内での大学生向けの販売です
大学での販売ってどうなの?
大学によりますが、駅から遠い、周りに何もなくあるのはコンビニ。
食べ物を選べない立地の悪い大学が多いです
大学の運営側も学生に
少しでも楽しいキャンパスライフの提供だったり
食料難民にならないよう
移動販売車を入れたりして工夫をしています
つまり需要はあるわけです
オフィス街などですでに営業している方は
大学は単価が安いし、売れないからと敬遠される方が多いように感じます
たしかに学生向けなので
500円~600円が販売相場です
ですが
学生に合わせた商品を販売することができれば
売れるような気がしませんか?
周りにお店はない
金はないけど、ご飯は食べたい!
という食べ盛りの学生が安定して出入りしている場所です
我が家は3つの大学を曜日ごとに変え、大学のみで販売しています
大盛り無料の500円メニューで
今では1日平均140食を売ることができています
単価は安いかもしれませんが
安定して売れる場所になる可能性がある!
大学はおススメの販売場所です
大学販売のメリット
オフィス街のほうが単価が高いし
チマチマ数を売るのは大変、、、と
オフィス街に行く人が多いのも分かりますが
大学ならではのメリットも感じます
人がいる
当たり前の話ですが
人がいないところでは売れません
なので、移動販売業の我々は人がいるところを求めて移動していきます
オフィス街や、イベント
そして、大学は以外と人が多いんです
生徒数の多い大学ランキングを見てみると
1位 日本大学 88,531
2位 早稲田大学 50,206
3位 立命館 48,644
日本大学はなんと8万人超え‼
全生徒が学校に来るわけではないですが、
半分来たとしてもその現場には
4万人ものお客さんがいることになります
混雑したディズニーランドが4万人くらいなので
毎日がディズニーなみの集客ということになります
まぁさすがに
上記の大学はマンモス校と呼ばれるだけあって
生徒数が桁違いでしたが
大小、様々な大学での生徒数の平均は4,000人だそうです
これに加え先生や職員さんが多くいます
毎日4,000人以上の人間が
ひとつの場所に出入りしているとなると
結構な人出だと思いませんか?
雨でも、風でも安定的に人が出入りする大学は
人の流れのある、営業にむく場所です
競合が少ない
オフィス街ではすでに開発が進んで
様々な移動販売車が入り込み、
穴場と言われるようなところは少なくなってきているように思います
他の飲食店との競合は避けられません
ですが大学はまだ
大学販売に力を入れているお店が少ないです
空いた曜日を大学に来て
学生向けに販売しているお店は多く見ます
ダメなわけではないですが
オフィス街で700円、800円で売っているものを
少し改良し600円くらいに価格を下げて販売しているので
学生にはちょっと
物足りないメニューになってしまっているような感じです
学生の心をつかめるメニューで挑めば
まだまだ参入できる場所だと思います
常連客が作れる
大学生は知っての通り4年生です
1年生の時にファンになってもらえれば、4年間通い続けてくれます
校内という、囲まれた環境の中で大勢の若者が活動しているので
口コミもスゴイです
たちまち良いところを見つければ、ゼミの仲間、
クラスメイトと仲間を引き連れて常連になってくれます
我が家は5年という時間をかけ
始めたばかりの30食という数字から
着実に常連客を付け
200食という数字まで上げてきました
始めから多く売れるわけではありませんが
学生に受け入れてもらい、常連客を作ることで
確実に数字は増えていきます
夏休み・冬休みがある
学生が休みの時はもちろん営業も休みです。
これを良しと捉えるか、
え?仕事ないじゃん、困る!と捉えるかはそれぞれですが
炎天下の移動販売車の中は危険なくらい熱いですし
食材のこと考えても危険なので
我が家は心置きなく休ませてもらっています
むしろこの長休みは私たちのライフスタイルに合っており
大変気に入っています
夏休みなんて2ヶ月あります
夏祭りに出店してみたり
長期旅行に行ったりと
その時に出来ることをするのも楽しいですよ
大学での販売の仕方
どうやったら大学構内で販売が出来るのか?
とりあえず、電話してみることです
行ってみたい大学に直接電話をし
移動販売の出店の有無を伝えると
管理会社が入ってる場合
管理会社を教えてくれます。
そして管理会社を通して出店の方向に進むことができます
大学が直接管理している場合も
その後どうしたら良いのか快く教えてくれます
5件ほど問い合わせをしましたが、どの大学も優しく対応してくれました
ただ、出店台数に限りがあるため
行きたいところにスンナリと出店
というわけにはいきませんので
ここは粘り強く探していくしかありません
大学販売で売れるために考えること
やはり学生向けなので
500〜600円が販売価格です
安くないと売れ続けません
高くても買う人はいますが、時々のご褒美ランチです。
また大学によっては
500円の商品を1つは出してくださいなどの制約があったりします
それでも、その場所で売っていくために考えていければ
いい販売場所として育っていきます
学生向けのメニューを考える
我が家が考える大学生は
ボリュームがあって、安くて、うまいもの!
を求めていると考えています
作り方の丁寧さより、
いい素材で高いより、
普通でいいから安くてボリュームがあるもの
こんな言い方をしては失礼かもしれませんが、、
自分が学生ならまさにそんな感じです
牛丼屋のような
安い!うまい!早い!そんなメニューです
あれこれこだわらずに
旨くて、ボリュームがあって
ワンコイン!
学生に喜ばれる気がしませんか?
早く提供できるか?
大学での販売時間は長めではあります
大学ごとにいろいろあるとは思いますが
クレープや、メロンパンやが
小腹のすいた学生向けに15:00過ぎまで営業しているのを
見かけることもあります
確かにクレープなどのランチタイム以外にも受けるメニューは
長く、営業出来ていいのですが
我が家はフードメニューなので
10:30~14:00を販売時間としています
前後長めにとっていますが
それでもピークタイムは12:00~13:00の1時間です
オフィス街での販売でもいえることですが
この1時間にいかにさばけるかが勝負となります
単価が安い分、数を売る!薄利多売
これが大学販売で売り上げを作っていく鉄則だと思いますので
作業工程にこだわりすぎず
数がさばけるメニューかどうかも考える必要があります
まとめ
5年間大学で販売してきて
コロナで休みになったり、
学生がリモートに変わり生徒数激減。。なんてこともありました
それでも
学生の求めるものを聞きながら、マイナーチェンジを繰り返し
ちょっとづつ常連客がつき始め
1日の販売数が安定するようになってきました
大学は単価が安くなる分、数を売らなければなりませんが
競合店の参入がまだまだ少なく、
長ーく売っていく場所を探しているなら
大学構内での販売は
ぜひともおススメしたい穴場なスポットです
コメント